いよいよ明日からです(豊島)

こんばんは!明日からいよいよぴあフィルムフェスティバルが開幕します。
『距ててて』の最初の上映は14日(火)なので少し先ですが、お客さんの反応を感じつつ上映の時間を共有すること、緊張しますがとても楽しみです。

配信もありますのでたくさんの方に観ていただけたら嬉しいです。よろしくお願いします!


そしてそして、この前のブログ記事で掲載した通り、なんと田辺・弁慶映画祭2021にも入選することができました!いやー、本当に嬉しい。

多分本格的に本を書き進めていたのがちょうど去年の今ぐらいだったと思うのですが、1年後こんな未来があるとは!願ってはいたけど予想はしていませんでした。ありがたいなぁ。

オンラインでの上映ですが開催は11月。こちらもよろしくお願いいたします。


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前回加藤さんのブログで作成中と書いていた『距ててて』の特設ページ、もうご覧いただけましたでしょうか?

出演者でもある髙羽快くんの素敵な写真もたくさん載せているので、ぜひ見ていただけたら嬉しいです。

[こちら]からご覧いただけます!


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■連続ブログ小説■

フラフラ運転で続けてきた連続ブログ小説も第14回に!文章から苦しさが滲み出ています笑

今回の加藤さんからのお題は「技術」。

今回もギリギリな感じですがどうぞー!

(前回分はこちら


第14回

ぱんぱんぱんぱん メロンぱんぱぱん ぱーん ぱぱーん

ぱんぱんぱんぱん メロンぱんぱぱん ぱーん ぱぱーん


なぜ なぜー メロンパンパパン あ・み・あ・み

なぜ なぜー マロンモンブラン あ・み・あ・み


らんらんらんらん マロンモンブラン ラーン、ララーン

らんらんらんらん マロンモンブラン ターン タターン


なぜ なぜー チアシード ぷ・ち・ぷ・ち

なぜ なぜー うみ ぶどう ぷ・ち・ぷ・ち


あぐらをかいたミキさんは軽トラックの荷台の上で遠くを見つめながらずっとこのようなフレーズを口ずさんでいました。


地面はあまりの暑さにへたった植物たちがそこらじゅうに萎れていて、それらを踏みつけるたびトラックはガタガタと大きく揺れました。


どうやら山の麓にあるカネタ町では、一度に膨大な量のメロンパンを製造する技術が開発され、メロンパンが食べ放題になったらしい。その噂を確かめるため、私たちは軽トラの荷台に乗りこみ、こんなふうに不定期に襲ってくる振動を全身で受け止めているのです。


私は工場のベルトコンベアが好きなのでぜひともその機械を見たくて、妹はニワトリ泥棒がメロンパン大量製造と何か関係があるのではと訝しんで、ミキさんは大好きなメロンパンをお腹いっぱい食べたくて、そして運転席の中林さんはミキさんの喜ぶ姿が見たくて。4者4様の思惑を持った私たちは、今一台のトラックに揺られ、少しずつあの町へ、あの町へ。


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加藤さんの映画を観に行ったときの舞台挨拶写真。いい笑顔〜!あと服が可愛い。

点と___web

加藤紗希と豊島晴香による創作ユニット[点と]のウェブサイトです。

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