「何でこれがここに」(豊島)

こんばんは。

クリスマスが終わって、もういよいよ年末ですね…!

ここ数日私は大掃除に励んでおります。先ほど、夏から出しっぱなしになっていた(洗濯物を乾かすために出している、ということになっていた)扇風機をしまおうと解体していたのですが、羽を止める部分のネジを間違って「閉める」の方に回してしまい、硬いのかと思ってものすごい力を込めてしまったのでガッチガチの状態になりまして…。

私は握力が本当に弱いので、もうどんなに頑張っても、どの角度でネジを掴んでも全く取れなくて、ものすごく大変でした…。(最終的にゴム付き軍手をネジの周りにぐるぐる巻き付けて、厚みをつけてから握って回したらやっと取れました...多分1時間くらいやっていた…)


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先日加藤さんと行ったロケハン後の買い物、古道具屋さん?みたいなところや、お花屋さんなどを巡ったのですが、加藤さんすごい色々買ってました。古道具屋さんは本当にいろんな年代のいろんなものたちがあり、さらに値付けがめちゃくちゃ適当で面白かったです。

(私は結構きれいなポーターの斜めがけバッグ(多分本物)を500円でGETしました。革製品は1000円、そうじゃないやつは500円という価格設定でした笑)


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さて、2020年最後のお題は「何でこれがここに」とのことです。

今回もお話を書きました!ぜひ読んでください〜!


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「何でこれがここに」


何でこれがここに。

そう思ったのは今年の春先。

仕事から帰って、玄関のドアを開けると、目の前にでっかい筍があった。

いや、あったっていうか、床をぶち破って生えていた。

まるまる太った、大きな筍。

ちなみにうちは7階だ。


数日前から異変はあった。夜中に、ミシミシ、ミシミシっていうかすかな音。

玄関の床、そういえば気持ち盛り上がっているような気がしなくもなかった。

あと最近玄関の周囲があったかかった気もする。

でも筍ってはえる時熱持つのかな?聞いたことないし関係ないかも。


筍は私の大好物。若竹煮、あとなんか名前知らないけど薄皮みたいな部分の酢の物、焼き筍、なんでも美味しい。


こいつを食えば、収穫したてほやほやの新鮮な筍が食べられるってわけだ。漁師が釣った直後の魚を船の上で捌いて食べる、贅沢なあれみたいなもんだ。


だけど私は食べなかった。なぜならめんどくさかったから。その日は筍を遠目に見ながらレトルトカレーを食べて、次の日から出張で、帰ってきたらもう絶対に美味しくない見た目に成長を遂げていたのだ。


こうして私と筍、もしくは竹との生活が始まった。玄関のど真ん中に生えていたからめっちゃ邪魔だったけど、青々とした竹は目の保養になる気がした。あと脱臭効果があるのか、気持ち玄関が臭くなくなった気がする。竹の炭とか、消臭剤で売ってるしね。


夏には天井をぶち破った。上のおじいちゃんは、緑のある生活を喜んでくれてるみたいだった。おじいちゃんは七夕には竹の葉に短冊をかけていたし、こないだはイルミネーションを巻き付けてクリスマスツリーにしたと嬉しそうに話してた。


もうすぐお正月。最近、お昼になると上の階からカン!カン!とでかめの音がする。

多分おじいちゃんが門松作ろうと思って切ってるんだと思う。


でも切ったら切りはなした上の部分どうなるんだろう?てか今、竹の頭何階にいるんだろう?


それはさておき、とりあえずあたしはただそこに竹があるってだけで満足。

竹のおかげで生活が豊かになった気がするから。

これからの日々も、ともに成長していきたいって感じかな。


今年は一緒にいてくれてありがとう。来年もどうぞよろしくね。(終)


子供の頃、毎年クリスマスにはクッキーとアイスを交互に並べてさらに周りをアイスでコーティングして作ったブッシュドノエル風アイスケーキを食べていたのですが、今年は母が久しぶりに作ってくれました。切る前に撮り忘れたのであんまインスタ映えしない感じの写真になってしまいましたが、おいしかった〜。

次のお題、「子供の頃の思い出」にしてみますー。


それでは皆様、2020年もお読みいただき本当にありがとうございました!

良いお年をお迎えください!!!


点と___web

加藤紗希と豊島晴香による創作ユニット[点と]のウェブサイトです。

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