【思文会】その⑪~疑惑に満ちたタイ旅行編―ぼったくり渡し船と激走のワットアルン
暑い、暑すぎる…。7月が涼しかったので忘れかけていましたが、日本の夏暑すぎてやばいですね。うちの実家の冷凍庫には季節をとわず常時2種類のアイスが入っていたので夏はアイスを食べまくっていたのですが、一人暮らしの今年はそういうわけにもいかず、はじめて実家暮らしが恋しくなっている今日この頃です。そして暑すぎてブログのアップが遅れましたごめんなさい!
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加藤さんが紹介してくれたMV撮影、美術づくり含め本当に楽しかったです。昔から工作が大好きなので、何かを工夫して組み立てたりつくったりするのは超燃えます。ちなみに私が集中して何かを作っていると、加藤さんはあきてしまうのか大抵横で歌い出します。以前映画の小道具つくっていたときは後ろで歌いながら踊っていました。
ただ撮影時の構図とかカメラのことについては私は全くわからんのでいつも加藤さんにお任せで、今回も手取り足取り指導してもらいましたー!需要と供給が謎に一致している我々です。
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ではタイ旅行記第3弾ですー。是非およみくださいませ~。
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【思い出を文章にする会その⑪~疑惑に満ちたタイ旅行編―ぼったくり渡し船と激走のワットアルン】
(前回の振り返り)
深夜便発・タイバンコク1泊3日という鬼スケジュールツアーに参加した友人と私。早朝に到着してホテルに荷物を預け、早速タクシーでワットポーという観光名所の寺院へいくことに。タクシー運転手が教えてくれた入口方向へむかおうとした私たちは、歩き始め5歩ぐらいで謎のおじさんに逆方向へと誘導される。待っていたエセ関西弁を話すおじさんによって「ブッディストホリデー」なる祭日のため観光客は午前中ワットポーに入れないと告げられた我々は、午前中でも入れる川の向こう側の寺院・ワットアルンへの渡し船を紹介してもらうことになったのだった。(前回はこちら)
トゥクトゥクに揺られること数分。
異常にハイテンションなトゥクトゥクお兄さんの運転で到着したのは、路地裏をぬっていった先にある人気のない小さな船着き場なのであった。
待っていたのは船担当のNEWおじさん。あまり英語が得意でないらしく、メモに渡し船の値段を書いて私たちに見せてくる。正確な値段はあやふやだが、確か1500バーツとかだったように思う。
ちなみに、タイの通貨・バーツを円に換算すると1バーツ=3.5円ほど。1500バーツは5,250円ということになる。ただ単に、多摩川ぐらいのサイズの川を向こう岸まで渡って帰ってくるだけの船なのだ。タイより物価が高い日本に置き換えても、どう考えても、尋常じゃなく高い。・・・高いのであるが、残念ながら下調べをすることを怠った我々のタイ知識は皆無だった。1バーツがいくらぐらいか、というレベルすら全く把握していなかったのである。
それに加えて私と友人は、基本言われたことは信じちゃうタイプである。そもそも人気のない路地裏の船着き場というシチュエーションが怖すぎるが、危険を感じていた記憶も全くなく、お人好しの我々はこの段階で1500バーツという値段には全く疑いの目を向けていなかったのだ。
ただ私にはやってみたいことがあった。海外旅行の鉄則(イメージ):とりあえずまず値切ってみるべし!
高すぎると思ったとかじゃなく、単純にこれをやってみたいという好奇心があったのだ。
よぉ~し!ここは腕のみせどころだぞぉ~~~!めちゃくちゃ吹っ掛けられていることに気付いていない間抜けな私はドキドキワクワクしながら値下げ交渉を開始。たしかおじさんの持っているノートに数字を書いて交渉したと思われる。
すると、あっさり1500バーツ→1200バーツへの値下げに成功。やったー!!!値切れた!!!
「安くしてもらえたよーーー!」
海外旅行玄人の仲間入りをしたような気持ちで調子にのっていた私は、友人にこう言ったとき最大限のどや顔をしていたと思われる。ちなみに1200バーツでも4,200円。ちゃんと考えれば馬鹿みたいに高い渡し船である。
そんなことはつゆしらずの我々は、ちょっと値切れた嬉しい気持ちのまま船に乗り込む。私たちが乗せられたのは絶対2人でのるサイズじゃないだろうというどでかいジェットボート。他に相乗りのお客さんが来るわけではなく、謎に貸し切り状態で即出発。記憶が定かではないが確かめちゃめちゃ運転荒かった気がする。ものの数分であっという間にチャオプラヤ川を渡りきる。
そしてワットアルンがある対岸に到着し、船から降りた途端に運転していたおじさんが片言の英語で一言。
「30分で戻って来い、戻って来なくても30分後に船は向こう岸に戻る」
え…客うちらだけなのになんだそれ。
とりあえずめちゃめちゃ時間ないじゃないか!
タイ常識に自信がない我々はこれが無茶ぶりなのかも全然わからず、更に他の交通手段も把握していなかったので置いていかれたら大変なことになる!と大急ぎで観光を開始。
ワットアルンは階段まみれのお寺である。なんとなく綺麗だったような気はするものの、ワットアルンの記憶はもはや汗だくで階段を小走りしたことしか残っていない。
そんなこんなで汗を流しながら歩き回っていると、日本人のおばさま集団を発見。時間はないが、タイ情報を得られるチャンスを逃すわけにはいかない。ここぞとばかりに声をかける。
聞くところによると彼女たちは、定期的に出ている観光客向けのでかい渡し船でこちらの岸まできたという。なに、そんなのあったんか…(観光地なんだから当たり前である)
我々「へぇー!そんなのあったんですね!いくらなんですか?」
おばさま「5バーツ」
我々「・・・100倍じゃん・・・」
・・・我々が支払った金額、往復で一人1200バーツ。おばさまたちの船は往復で10バーツ。
我々は、100倍以上の運賃を支払って貸し切りジェットボートで川を渡っていたのであった・・・(続く)
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船でしか行けないワットアルン。…と思っていたけどブログ書くにあたってしらべていたら別に船使わなくても行けたらしい。7年越しの新事実…。
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