【思文会】その⑪~疑惑に満ちたタイ旅行編―怪しきブッディストホリデー(豊島)
最近なんだかめちゃくちゃ眠いです。朝8時出勤のコールセンターで働いているのですが、最初の2時間ぐらいと、お昼の後は地獄のように眠い。夜暑くて眠りが浅いのかなぁ??昔から睡魔が強固なのですが、良い目覚まし方法を知っている方がいたら教えてください。
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前回の加藤さんブログ、約束してなかったのに3人でサウナに行く流れすごいですね。加藤さんはたくさん映画を観に行っててすごいなぁ~と思います。最近私はネットでバラエティ番組ばかり観てしまいます。テレビ千鳥とくりぃむナンチャラの企画センスには目を見張るものがあります。
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さてさて、終わる気配のないタイ旅行編ですが、是非よんでください~~
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【思い出を文章にする会その⑪~疑惑に満ちたタイ旅行編―怪しきブッディストホリデー】
(前回の振り返り)
深夜便発・タイバンコク1泊3日という鬼スケジュールツアーに参加した友人と私は、自由行動開始直後片言の関西弁を喋る謎のおじさんと遭遇。向かっていたワットポーはこの時間は入れないと言われ、仕方なくおじさんに勧められた渡し船にのって別の観光地へ向かうことに。タイ知識皆無かつ疑うことを知らない我々は全く気付かなかったが、私たちが支払った渡し船の運賃は、通常の、100倍の値段だったのであった…。
「・・・100倍じゃん・・・」
日本人のおばさまたちの話により、やっとこさだいぶぼったくられたことに気付いた私たち。
しかし、制限時間は刻一刻とせまっている。ぼったくられた上に置いていかれたらたまったもんじゃないので、律儀に30分で観光を終了。真面目に集合時間を守り、片道2000円以上する貸し切りボートに数分乗って元の岸へと戻っていったのであった。
朝一で即座にやらかした私たちであったが、このときはまだ自分達の間抜けさをネタにする精神状態ではあった。逆に最初にだまされといて良かった、こんくらいの損失なら勉強代だわ~などと言いながらヘラヘラ歩いていた記憶がある。
その後、最初に空いていないと言われたワットポーを無事拝観。ただしこのときはすでにお昼ぐらいになっていたので、最初のおじさんが言っていた「ブッディストホリデーだから午前中は入れない」との情報が嘘だったのか、そこに関しては謎のままである。いや、多分間違いなく嘘なんだけども、我々は「午前中ブッディストホリデーで入れなかったんですか?」と英語で質問する語彙力を持ち合わせていないため確かめようがなく、絶対に嘘だという確信を持つには至れなかったのである。
そして、このフワフワした疑念が原因となり、間抜けな我々は全く同じ手口の詐欺おじさんを再びおかわりすることになる…。
出会いは次の目的地・ワットプラケオという王宮の入り口へと近づいていたときであった。
「今日はブッディストホリデーだからお祈りの時間でワットプラケオはまだ入れないよ。」
日傘をさし、気さくに話しかけてくる小柄なおじさん。今考えると、先ほどの経験からこの人が詐欺師であると即座に察しろよと言う感じなのだが、我々はこう思った。
またブッディストホリデーだ…!え、別々の場所にいる二人が全く同じ嘘つくなんてことある??ってことは今日はまじでブッディストホリデーで色々休みなのかな…朝ワットポーの関西弁おじさんが言ったことも本当だったのか?ってかブッディストホリデーってなに!ガイドさん何も言ってなかったけど、もしやそのこと知らなかったのでは?!?!
(ガイドさんは、現地在住のタイ人である。そして観光のプロなのである…知らないわけない。)
・・・こうして、「ブッディストホリデー」というキラーワードにやられた我々は、再びトゥクトゥクにのって町へ繰り出すことになったのであった。
今回おじさんに紹介されたのは、確か300バーツぐらいで街中の小さい寺院などを回りつつお買い物スポットに連れていかれるお得ツアー。トゥクトゥク運転手のお兄ちゃんは自称ムエタイの選手で、謎のムエタイ道場みたいなところに連れていかれたりもした。
だがしかし。このツアーの真の目的は地元の寺院めぐりではない。お買い物スポットで高額の偽物商品を売りつけることが目的だった!!!…ようなのである。
このトゥクトゥクツアーを勧めてきた日傘おじさんは結構有名らしく、帰国後普通に日本人のブログで詐欺おじさんとして掲載されているのを発見したのだが、(渡された地図やそこに書き込まれたコースのメモまで一緒であった)その手口は店に閉じ込めて高額のジュエリーを売りつけたり、インチキスーツを買わせたり、というものだったらしい。
…が、人を疑うことを知らない&英語がわからないことが原因でここまでカモになり続けていたアホな我々は、申し訳ないことに店に閉じ込められて脅されている、というシチュエーションにも全く気付かなかったようなのである。
うーん確かに、なんかストールの店みたいのにつれていかれたとき、ドア閉められた気がするし、高い商品をかなりすすめられた気はするのだけど、実際にお金がなかったので「お金あったら買いたいんですけどねぇ~いやぁ~貧乏ですいやせん!ほんと残念です~」みたいなテンションで片言英語コミュニケーションを楽しんでいた記憶がある。店の人も多分、こいつらに労力使ってもまじで無駄そうだな…と思ったのであろう。特にそこまで追いつめられることもなくあっさり解放されたのであった。
こうしてツアーは終了。ちなみにその後ブッディストホリデーで入れないって言われたワットプラケオに向かったところ、案の定普通に観光客であふれかえっていた…。このあとも何度か「ブッディストホリデー」という言葉を持ち出しつつ話しかけてきた人がいたのでおそらくタイ人詐欺師定番の言い回しなのであろう。みんなが揃って同じ嘘つくと何がほんとかわからなくなります。
そしてさすがに疲れたので、チェックインをしにホテルにもどった私たち。朝一でロビーに預け、ベルボーイが見張ってくれていたスーツケース置き場に荷物を取りにいく。まずは私のスーツケースをみつけ、手渡してくれるベルボーイ。
そして、次は友人のものを受け取…ろうと思ったのだが、何やらベルボーイの様子がおかしい。あきらかにおかしい。何度も何度も同じスーツケースの荷札を確認し、目が泳ぎまくっている。完全に挙動不審なのである。
そう、ベルボーイがみはっていたはずのスーツケース置き場から、我が友人のスーツケースは、忽然と姿を消していたのであった…(続く)
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多分ワットプラケオの写真…。多分…。
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